デフレ芸人とは？

関西のテレビを見ていると、よく「デフレ芸人」という言葉を見かけます。

そこで、「デフレ芸人」の定義についてお話しましょう。

今はデフレの時代で、

・モノが売れない
　↓
・売れないから消費が滞る
　↓
・売れるようにするために商品を安くする
　↓
・会社の収益が上がらない

という「デフレスパイラル」についてはご存知かと思います。

この間に入り込んで活躍しているのが、デフレ芸人であり、関西のお笑い界では、
なくてはならない存在になっています。

デフレ芸人とは、

・ギャラが安い
・交通費がかからない
・どんな仕事も引き受ける

といった条件があります。

「ギャラが安い」というのは、冠番組を持っていない芸人さんは基本的に
ギャラが安いことが多いので、番組側としても使いやすい、ということです。

「交通費がかからない」というのは、関西ローカルでの活動がメインなので、
新幹線などの交通費がかからないのは言うまでもないことです。

そして、どんな仕事でも引き受けるというのは、レギュラー番組にこだわる
ことなく、ロケにも行くし、パネラーもやるし、イベントの司会もやる、
というように、何でもやってくれることを意味します。

今は逆に、ギャラの高い芸人さんを番組が使いづらい時代という風に
言われています。

この「デフレ芸人」枠でいつも名が挙がるのは、たむらけんじさん、
シャンプーハット、千鳥、浅越ゴエさんなどです。

彼らこそが、今のデフレ時代を支える戦士、デフレ芸人なのです。